見る人に寄り添う番組づくり2016年10月26日
弊社は、オフィスビルの9階にあります。
よく、会社に戻ってきたロケ隊から
「社内にいる“若手”は、1階から荷物を運んでください~!」と電話がかかってくるのですが、
そこで立ち上がるのは、20代だけではありません。
「俺もまだまだ若いからな~」と30代・40代の人も動くところに、先輩方の若さを感じます。
↑7月の社員旅行での腹筋大会、優勝はなんと50代の社員!
私自身は20代で、会社の中でも若い方なのですが、
現在担当しているのは、10代の悩みや問題について考える番組。
自分よりもさらに若い世代に寄り添わなければいけません。
(NHK・Eテレで毎週木曜日に放送されている「オトナヘノベル」という番組です)
入社2年目からこの番組に携わっているのですが、
その頃は大学も卒業したてで、まだまだ10代の気持ちを分かっているつもりでした。
でも最近は、10代のあいだで何が流行っているのか、
何に悩んでいるのか、誰が人気なのか、勉強しないとわかりません。
↑愛読書はティーン向け雑誌です
10代の方を取材するときに気を付けているのは、「オトナの目線で考えないこと」です。
どの番組でも見る人の立場に寄り添うことは大切だと思うのですが、これがなかなか難しい。
例えば、「学校で自分の意見を言えず、周りの友達に合わせてしまう」という10代の悩み。
オトナからすると「自分の意見を言えない友達なんて一緒にいなくていい」などと考えてしまいがちですが、
学校という限られた空間で生活する10代の中には、友達グループから浮いてしまうことを恐れる人もいます。
オトナになって視野が広がることで、自然と解決していくこともありますが、
番組を見ている10代の方の悩みが少しでも和らぐように、
“いまから”実践できること、考え方を伝えられるように、番組づくりに取り組んでいます。
↑10代の気持ちに近づこうと、制服を着てみました!…というのはウソで、
ロケ時に高校生エキストラとして出演しました。内心ノリノリでした。
ちなみに現在、弊社の社員50人ほどのうち、20代は13人。
先輩方に圧倒されないよう、若い力で会社を盛り上げていきたいです。
藤井裕美 会社のホームページ担当として、フェイスブックも更新しています。ぜひご覧ください!