いくつになっても刺激的!2019年6月28日
私たちの仕事であるテレビ番組制作の魅力には、普通なら行けないところへ行けたり、会えない人に会って話を聞けたりすることがあります。
最近、私が担当するようになった「この国の行く末2」(BSフジで毎週土曜18時から放送)も、そんな番組です。
番組HP(放送内容を公開しています)
https://konokuni.jp/
財界の雄・北尾吉孝さん(SBIホールディングス 代表取締役社長)がナビゲーターを務め、
ゲストには、製造や医療、エネルギーやAI、ロボティクス、サービスなど、
様々な分野で活躍する革新者やトップリーダーを招きます。
そして、「日本や世界の未来について語り合う」というものなのですが、さすが様々な分野の第一人者だけあって、
毎回、その内容がとっても刺激的なんです。
例えば、前回担当させてもらったのは「現代の魔法使い」とも呼ばれる落合陽一さん。
落合さんは「デジタルネイチャー」という概念を提唱しています。
それは日常の生活空間にデジタル技術が溶け込み、デジタルかアナログかが全く気にならなくなるような世界のことです。
番組ではその第1歩として、パソコンやスマートフォンなどのデジタル情報を二次元の画面ではなく
三次元空間で表示できるようにする技術の一端を見せてもらった(体験させてもらった)のですが、
まさに魔法のような技術でした。
さらに高齢者や障害者などの体の不自由もテクノロジーでサポートしようと研究されていて、
その様子を見ると「日本の未来は明るい!」と実感しました。
落合さんもそうなのですが毎回のゲストの多くは、私より年下の30代。
みなさん若くて、純粋に「社会のため」「人類のため」「地球のため」になると研究や開発に取り組み、
新たなビジネス展開を考えています。
その姿はとても真摯で感動的です。
そんな思いや姿を より多くの人に伝えることができるテレビ番組の制作に携われるということは、
私自身、とっても楽しく、やりがいを感じます。
そう、この仕事は、いくつになっても刺激的なんです。
スタッフ達による撮影準備中の様子
熟年ディレクター 進藤昭人